2013年5月4日土曜日

日本国憲法第96条

今朝の産経新聞の一面トップ記事

「他国は柔軟に改正 日本国憲法は「世界最古」に」

 「外国では柔軟に改正されているのに日本は改正してないので古いままになってる」のは、確かにそうなんですが、日本国憲法第96条がその原因だって言うなら、諸外国の改正要件を書かないとアカンのちゃう??

「96条改正すべきは56% 日本JC」

58.6%が「厳しいので緩和すべきだ」と答えたとそうです。
(どうでもいいけど、タイトルと本文で数字が違う。。。w 校正してる??w)

でわ、日本国憲法の改正要件は諸外国に比べて特別厳しいもんなんでしょうか??

 アメリカでは、上下院の3分の2で発議、4分の3以上の州の承認が必要です。合衆国の構成員は州だという連邦制の考え方のため国民投票ではなく州の承認という形をとっていますが、これ日本より緩いですか???

発議要件は日本と同じ3分の2ですよ。。。

大統領制なので党議拘束は日本より緩いし、憲法の改正も修正条項を追加していく形のため、単純には比較できませんが、それでも大戦後で6回、1787年の制定からなら18回も改正されています。

大日本帝国憲法が制定されてから、敗戦による日本国憲法への全面改正以外、憲法の改正がなされていないのは、96条が厳しいからではないんじゃ。。。

日本国民とその国民に選ばれた国会議員に問題があるのでは??

海外に比べて決して厳しいとは言えない96条を、半数を超える人が厳しいから緩和した方が良いという認識で改正論議が進むことが、日本のためになるとは思えません。

改正要件の緩和という姑息な手段ではなく、正々堂々と9条変えたいなら9条を変えることを公約にして選挙するべきだと思います。

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