2012年11月1日木曜日

犬の日

11月1日は犬の日だそうです。
安産祈願の戌の日は知ってたんだけど。。。

ペット関連の業界団体が、ワン(1)、ワン(1)、ワン(1)で11月1日にしたそうな。。。
うーん。。1月11日でも、11月11日でも語呂合わせできそうだけど。。。('`;)

そんなことは、置いといて。この犬の日、犬についての知識を身に付け犬をかわいがる日だそうです。
犬を飼っているサジタリウスは、そんな日を作ってもらわんでも毎日可愛がってますけどね(-∀-)

ただ、折角の犬の日。
少し、犬のことについて考えてみましょう。。。

前から、少し疑問に思っていたことがあります。
狂犬病の予防接種です。

みなさん、知ってのとおり狂犬病は人畜共通感染症で、有効な治療法が無く致死率がほぼ100%というとんでもなく恐ろしい病気です。サジタリウスは、恐ろしい病気であることを知っているので、この病気を人から守る狂犬病予防法を否定する気はありません。狂犬病ウィルスの侵入を許したときに犬が予防接種をしていれば蔓延を抑えることができることを否定はしません。

しかし、狂犬病清浄国である日本で、なぜ犬の飼い主だけが、自分の家族同様である飼い犬の生命を危険にさらし(毎年のように副作用と思われる死亡例が報告されてます。報告されている以外にも。。。)、費用を負担しなければならないのでしょうか?

この問題を調べていると、あるページにたどり着きました(http://nihon.matsu.net/nf_folder/nf_koramu/nf_kyoukenbyou_utanai.html)。
国家による検疫が不十分だから予防接種が必要だ見たいな書き方。国家の不手際をなぜ愛犬家だけがフォローしなければならないのか?
そして、この文章、「WHOの勧告では、社会の犬の70%以上に予防接種がなされていないと、ウイルスが入り込んだときに流行を抑えることができない、とされています。」
もしかしたら、At least 70% of the dog population in each community should be vaccinated in areas where canine rabies is endemic.」を訳されたのですかね。。。
狂犬病が風土病となっている地域では」というところを「日本のような清浄国でもウイルスが入り込んだら」と訳すんですか?

接種の義務のない英国やオーストラリアのような狂犬病清浄国でも、コウモリからの感染が報告されているようです。屋外飼育や放し飼いのような飼い方をほぼ見かけなくなった犬からの感染よりも、どこから入り込んだのかわからない野生動物からの感染の方が可能性は高いように思います。法律のできた60年前とは飼育環境は違います。

いずれにしても、検疫や野生動物の対策をきちんと取っているが、万が一入り込んだ時のことを考えての飼い主にも負担を求めているという形をとらないと、一方的に犬の飼い主と犬が負担を強いられて、毎年、獣医と製薬会社に利益を。。ってことになります。その説明として、上記のホームページのような内容では納得できん。。。


2012年9月28日金曜日

名指しで盗人呼ばわりされた

いやぁ~。。。中国さんやってくれますな。。。w
国連で日本を名指しで盗人呼ばわりですか。。。w

そこまで、言えるなら明確な根拠をお持ちなんでしょう。。。
ぜひとも、国際司法裁判所(ICJ)に日本を提訴してもらいたいものです。

中国の李保東大使が述べた反論、「中国には領土一体性を防衛する能力がある」。
拒否権を持つ安保理の常任理事国である中国が武力行使の可能性と能力を誇示する。

もう、突っ込みどころ満載( ´艸`)

さて、われら日本は二国間協議で解決しない領土問題はICJでという理屈を通し続けることが必要になります。実効支配をしてる側が「領土問題は無い」と言ってそっぽ向くと、どこぞのお隣さんと同じになってしまいますから。。。。中国がICJに提訴するならば、その判断が出るまで実効支配の強化となる漁民の避難所や灯台の建設などもろもろを行うこと留保し現状を維持することを言っても良いでしょう。ただし、中国がICJにも提訴しない。挑発行為も続けるとなれば、それ相応の対応も必要になりますが。

それと、他のアジア諸国間の領土問題もICJへの共同付託に導くように仲裁していくことも大事です。あくまでも、日本は国際協調主義、平和主義の名のもとに諸問題を国際機関で解決していくことが目標であることをダブルスタンダードなしで貫くことが大事です。

せっかく突っ込みどころ満載の行動をしてくれるんですから、日本の似非右翼政治家が第3者に挑発行為と取られるような行動をとることと、ネトウヨどもが中国愛国青年たちと同レベルの行動をとることだけは、マジで勘弁してほしい。。。
だいたい、本来、尖閣諸島の問題とは関係のない地方公共団体の東京都が尖閣諸島を買い取ろうとしたことから始まった国有化。挑発を仕掛けたのは日本側と国際社会が考えても仕方ない状況なんやで。。。

2012年9月26日水曜日

安倍新総裁

自民党の新総裁が安倍さんに決まりました。党員票の過半数を超えた石破さんを決選投票で破っての勝利です。党員票では石破さんが165票で安倍さんが87票。この歴然とした差が、国会議員だけによる投票では簡単に覆る。。。民意の軽視なのか国会議員としての信念なのか?そんなことは、自民党員ではない私には知る由もありませんが、なんか釈然としないところです。

今回の総裁選を見てて、気になったのが、安倍新総裁のこの言葉。
「5年前に首相を辞任する結果になった。総裁選の勝利によって5年前の責任が消えるわけではないが、この経験、責任を胸に刻んで政権奪還に全力を尽くす」
ちょい待て、5年前に安倍さんが残したのは責任ではなく、理由はともあれ1年で日本国内閣総理大臣の職責を放棄した大罪だと思うんですけど。。。

さ、これから、自民党はどうするのか?お手並み拝見です。

2012年9月23日日曜日

メディアは政局がお好き

最近、野田総理が再選された民主党の代表選挙。今週に投票が行われる自民党の総裁選挙。そんな、ニュースばかりで辟易してるサジタリウスです。

しかし、ほんと日本のメディアって個別の政策論争についてはごく浅い報道しかしないのに、こういった政局関連になると俄然やる気を出して、細かい分析しだすんですよね('`;)
自民党の総裁選挙についてなんか、誰が一位になりそうで、決選投票の行方とか、かなり細かい分析をやってるようです。

今日もテレビを見てたら、ニュース速報で輿石幹事長が再任って出てました。。。
そんなもん速報する必要あるんか???

もう少し、個別の政策論争も掘り起こして視聴者に伝えて欲しいものです。
個別の政策について、掘り起こす能力がないなら、報道なんていらない。
事実を淡々と伝えるニュースだけで十分です。

東京新聞さんの9月22日付の朝刊記事で公正取引委員会の電力自由化への提言について記事を書いています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012092202000097.html
要約すると、公正取引委員会が小売りの自由化に踏み込んだ。しかし、ただ自由化しただけでは既得権を持つ大手電力会社の独占状態が続くかも。。。って書いてました。

まったく、2000年以降の電力自由化がどうだったのかを分析してない記事ですよね。。。。

電力自由化については次回以降のエントリで書いてみたいと思います。
この、東京新聞の記事がいかに浅いかがわかると思います。

2012年9月21日金曜日

食育

みなさん、ご飯を食べる前に「いただきます」してますか?
そして、「いただきます」はどこに向かって言いますか??

サジタリウスは、並んだ食事に向かって「いただきます」と言います。

なんでだろう??
料理を作ってくれた人に感謝を伝えるなら、その人に向かって言えば良いですよね。
それは、食事を作ってくれた人への感謝以上に、自分の生命を支えてくれる、食材そのものへの感謝が強い言葉のように思います。

生物は他の生物を糧にします。それは、植物でも同様です。植物は光合成により自分自身で糧を作り出すように思われていますが、実際は根からその他の養分を吸い取ることも必要です。その他の養分は、結局は他の生物が分解されたものが多いので、やはり、植物も他の生命を犠牲にした存在といえるのではないでしょうか。

自分が生きるために犠牲となったいのち。その食材への感謝が「いただきます」なんだと思います。

地産地消や米食などの伝統的日本食文化も勿論大事なんですが、一番重要なのは自分が生きるために犠牲となる生命(食材)への感謝の心が日本的な「食育」なんではないでしょうか。

2012年9月16日日曜日

過激化する反日デモ。いや、もうテロかな。

中国では反日デモが拡大し、日系企業や大使館が平和的なデモではなく襲撃されているようです。報道では、中国政府は違法行為を黙認しているようです。いくら、一党独裁の共産主義国家とはいえ、政府裁量で違法行為の取り締まりが左右されるとは、近代的法治国家とは未だ言えないようです。ま、政府そのものが6隻の監視船で領海侵犯して挑発してくるような国ですが。。。

こんな時こそ、日本は冷静に対応したいものです。過激なことをしている中国とは対照的に冷静に対応している日本(今迄みたいに腰抜けで何もしないことではないですよ)。国際社会の印象も違ってくるでしょう。

日本政府も、既に抗議やら邦人保護の要求くらいはしているみたいです。いつものパターンです。

ここは、もう一歩踏み込んでみませんか。日本の公式見解では尖閣諸島については領土問題はないのですがここはぐっと我慢して、中国政府に、法や正義を無視して過激な行動をするくらいならなら、国際司法裁判所に領土問題として提訴してみたらって言ってみませんか??日本は選択条項受諾宣言をしているので、応訴も結果の受け入れもしなければなりません。どうぞ、提訴してください。なんなら、共同での付託もしますけどって。。。仮に提訴できないほどの根拠しか持ち合わせていないなら、過激な行動は慎んでくださいね。笑いものになりますよ。って言ってみませんか?怒るだろうなぁ~。。。。wでも、竹島で国際司法裁判所への共同付託を拒んでいる韓国にもジャブくらいにならないかな?

しかし、南沙諸島や西沙諸島などそこら中で領土問題を抱える中国が提訴するとは思えませんけどね。。そんなことしたら、各国から提訴されまくりになるでしょう。選択条項受諾宣言をしてないので中国に応訴義務や結果の受け入れをする必要はありませんが、日本を提訴しといて、ほかの国からの提訴には一切応じないっていう訳には行かなくなりますからね。

まっ、国際協調主義、国連主義の我が国としては、2国間の話し合いで解決しない問題は、国際司法裁判所なりの国際機関で「正々堂々と」というスタンスで。実効性がなくても訴え続ければ、国際社会もいつか日本の国際協調主義、平和主義なんかを理解してくれると思います。

似非保守的、排外民族主義的、感情的なデモにはデモ、暴動には暴動をみたいな応酬は子供の喧嘩みたいなんでやめましょう。
こちらが冷静に対応しているからこそ、相手の過激で無法な行動を国際社会の目に異常と映らせることができるのです。おんなじように騒いでたら、それこそドツボ。



次回こそ、真面目な話から脱却するぞ('ε`汗)

2012年9月15日土曜日

維新は選択にあたいしない

一昨日、日本維新の会の橋本代表が、首相候補を示さずに衆院選を戦うことを表明しました。日本の議院内閣制では、首班指名選挙が国会で行われるので、必ずしも第1党の党首が首相になるとは限りません。

ただ、次の言葉はちょっと。。。
「僕らのグループの場合、誰が首相になってもやることは同じだ」
Σ(゚д゚ノ;)ノ

仮にも天皇陛下が任命する、日本国内閣総理大臣ですよ。。。
国内政治だけではなく、日本の最高責任者として外交もせなあかんのですよ。。。
日本の顔ですよ。。。だれがやっても同じなわけないでしょう。。。
首相には、思想や行動力だけではない、顔としてのカリスマが必要です。

日本の内閣総理大臣が国際会議に出て伝書鳩のようにいちいち持ち帰り、大阪に来て大阪市長に判断を仰ぐんですかね(笑)

首相になる人はこの人だと決めてやる英国型の総選挙には大賛成と言いながら、新党だから首相候補を示すことができないそうです。過半数をとって政権党になることを目指す以上、新党だからなんて言い訳は成り立たないと思うんですが。

ま、選挙後に維新の勢いを背景に既成政党の大物議員に合流してもらうなんてことも頭にあるんでしょうね。。。いま、首相候補を決めてしまうと、それに引きずられて裏の取引しにくくなりますもんね。。。

日本国内閣総理大臣はそんな軽いもんじゃない。
誰が首相でも同じという。。その一言で、サジタリウスが維新に賛同することは消えました。 

天皇陛下に任命されておきながら、簡単に職を辞してきた歴代の首相たちが、こんなことを平気で言える輩を次期選挙の台風の目と目されるようにしたんでしょうな。。

2012年9月13日木曜日

原発ゼロと核燃サイクル維持の矛盾

 原発ゼロと核燃サイクルを当面維持するという政府方針の原案が報道されました。六ヶ所村の再処理工場をもつ青森県に配慮したのでしょう。また、原案では安全性の確認された原発は再稼働することも盛り込まれています。原発ゼロを2030年代を目標に実現することも盛り込まれています。

 脱原発派には原発ゼロを、原子力行政に協力してきた自治体には当面の継続を、経済界には再稼働を。。。まぁ、八方美人というか、とりあえずの選挙対策というか。。。こういうのを、大衆迎合(ポピュリズム)って言うんでしょうね。。。原発ゼロと核燃サイクルの維持が矛盾することはメディアも取り上げています。これもまた、政府同様、少し(かなり)ずれてるようです。。。

 原発ゼロと核燃サイクル維持は矛盾どころの話ではない。核燃料サイクルとは使用済み核燃料から利用できるもの(プルトニウム等)を取り出し再利用して初めて放射性廃棄物が減量できるのです。再利用できないのなら、手順が増える分だけ事故の危険性が高くなることと、放射化されて最終的に放射性廃棄物になるものが増えるだけなのではないのでしょうか?

 関西電力では10%超の値上げの申請を考えているようです。おそらく、他の電力会社でも検討しているでしょう。今年5月に経済産業省の電力システム改革専門委員会が示したように、電力自由化が今行われて価格決定が民間に移れば。。。ゾッとします。。。

 現在、電力について様々な諮問機関で議論されているでしょう。専門家は責任が取れる専門分野の意見しか言いません。政治とは利害を調整しつつも、(ある程度でも)論理的に根拠のある方向性を示すことです。諮問機関の専門分野ごとの提言で右往左往することでも、皆を立てて八方美人で玉虫色にして判断を先送りすることではありません。

2012年9月9日日曜日

前回維新八策の政策に異を唱えたので

前回のエントリで維新八策に異を唱えました。特に一院制と首相公選制についてです。
異を唱えるだけでは、橋下市長は「じゃあ、あんたはこのままでいいのか?」と答えられることが多いので(改革をしようとする側に疑問に答える説明責任があるとは思いますけど。。。)、私ことサジタリウスの考え方を今回のエントリでは述べさせてもらいます。

まず、参議院の問題からいきましょう。
55年体制時代に一部の参議院議員の方が改革しようと何度となく立ち上がられました。良識の府、再考の府として政局とは一線を画そうとしてきました。しかし、最近はねじれ国会と言われるように単なる政局の府として、与党を困らせて次の衆議院選挙に勝つためだけに活動するような議会に成り下がったようです。議院内閣制を採る国では政党そのものの力が増し、党議拘束が強まるのはある程度仕方がないことなのですが、首相任命権は衆議院に優越があり、不信任決議をすることもできない参議院に党議拘束は必要ありません。衆議院も参議院も同じ党利党略で動くなら、不要論が出てきて当然でしょう。同じ動きしかできない組織が2つあっても意味がありません。(民意の振れを必要最小限に抑える効果はあるはずなんですが。。。)

でわ、参議院は廃止されるべきシステムとして本当に悪なんでしょうか???
私の答えは否です。世界的にも二院制や両院制を採る国は多くあります。システムとしてまずいなら、二院制、両院制を採る国はないはずです。システムが悪くないなら、どこが悪いんでしょう?組織がうまく機能しないときは、システムそのものが悪いか運用する人間が悪いかのどちらかです。参議院のシステムが悪くないんなら、党利党略で動く議員が悪いんです。選挙を行うので、我々有権者が悪いとも言えますが。

しかし、現状の問題を解決する方策を探さないといけないですよね。参議院が党利党略、政局に関わることを最低限にすれば、単なる衆議院のカーボンコピーにならなくて済みます。維新の会が提案しているドイツの連邦参議院のような道州政府代表者会議も一つの手でしょう。ただし、ドイツは州に関わる法案のみを審議します。 道州政府代表者のみで構成される議会が道州に関わらない法案にも口出せるのはちょいと理屈が成り立たないような気がします。要は民選議員を減らせば良いんです。選挙するとどうしても政党が必要になるでしょうし、だからといって候補者の政党活動を規制することは結社の自由を侵すことになるでしょう。

で、サジタリウスが考える参議院はこんな感じです。
勅任勅選議員、道州政府任命議員と民選議員に分類します。
勅任勅選議員は、首相経験者や有識者などから天皇陛下が任命します。天皇陛下の政治的活動は民主主義国家では許されませんので、一定の基準で自動的に任命されるようにしなければなりませんが。専門的知識をもって参議院が衆議院や国民に再考を促す府として機能するために一番必要な機能です。任期は死亡若しくは引退しない限りの終身とします。
道州政府任命議員は道州政府の代表として、国政に関与します。道州政府の知事が任命します。任期は道州政府知事と同一にしましょう。道州政府の代表なんで知事が代わってもそのままって言うのは理屈が合いません。
そして、民選議員。民主主義国家なので無しってわけにはいかないでしょう。民意を無視するわけにはいかないんで。ただし、勅任勅選議員と対等に議論してもらう必要があるので、政党も変な人を候補にはできないでしょう。任期は現行の6年とします。
さて、定数はどうしましょう。3種類の議員数のバランスは難しい問題です。これによって、専門家、地方政府代表、民意、どれを重視するのかが決まります。専門家集団となることを重視したいと考えるので、勅任勅選議員が半数くらい占めるのが良いのかなと思いますが。。。

いずれにしても、英国の貴族院のように権限なくても「世界で最高の演説が聞ける場所」になってもらえると良いな。

両院制には両院制の意義があり利点欠点があります。一院制も同じです。両院制がダメだから一院制にという議論は成り立ちません。一院制、両院制の利点欠点を比較しながらどちらを採用するのかです。一度採用した両院制を一院制にするより、欠点をカバーするように改良していく方が効率的です。単純に一院制に変えるだけでは、同じようにいつか一院制の欠点にぶつかるだけです。

2012年9月2日日曜日

維新八策最終案

先日、報道された維新の会の維新八策の最終案。。
びっくり。。中身なし。。。
以前のエントリで書いた肉付けがなされてない。。
あいかわらずの看板だけ。。。
これに、賛同して入りたい国会議員がいるなんて。。。

はっきり言いますが、サジタリウスは参議院を廃止して一院制にしての首相公選制には賛同できません。
以前のエントリで書いたイスラエルの失敗例だけではなく、首相公選と衆議院の選挙が同時だった場合、そのときの民意の振れがもろに影響するからです。大事件が起こったときの一時的な民意の振れは危険です。衆愚政治に陥るリスクがありすぎます。政治には、未来を見据えた冷静な民意が反映されるべきです。
そして、首相公選制をする以上は、国会を国権の最高機関であるとした憲法を改正しないと成り立ちません。 今の議院内閣制は、内閣の正統性は国会が、国会の正統性は国民が与えます。だからこそ、国民から正統性を与えられた国会が国権の最高機関なんです。首相公選制は、内閣の正統性を国民が与えることになるため、内閣と国会は同等に国民から正統性を与えられ、同等に国民に対して責任を負うことになるのです。アメリカ型のように三権分立を厳格にしない限りは成り立たないのです。

どうも、維新の会の皆さんはサジタリウスのような保守思想ではないようです。
前回のエントリに書いたような保守と革新の違い。どうして、このようなシステムとなったのかという歴史、伝統のような先人達の知恵はどうでも良いようです。どちらかというと、共産主義的な急進革新思想のように感じてしまうのは、サジタリウスだけでしょうか。。。。

2012年8月22日水曜日

保守こそ論理が必要

現在、日本の主権が脅かされる事態が立て続けに起こり、連日報道を賑わせています。
私、サジタリウスが右翼(保守思想)であることは、このブログを読んでおられる方々は充分承知だと思います。
ただ、私は不法に対して不法、非礼に対して非礼で対応するような似非(エセ)保守ではありません。石原都知事は、不法行為で逮捕されても構わないから尖閣諸島に行くと仰ってますので、私にとっては似非保守と同様です。
日本では領土問題などの時、あまり左翼の方のお話を聞く機会がありませんが、こういう似非保守がのさばるような時こそ、国家を思う真の左翼(革新)の方々にこの似非保守を論破してもらいたいものです。

ところで、左翼(革新)と右翼(保守)ってなんなんでしょう??

左翼とは、平和、平等、格差是正などだれもが実現したら良いなと思う普遍的な観念を、歴史・伝統・文化・慣習・慣例などに捉われず、目標を実現させるために社会を変革する考え方です。積極的な政府による社会への干渉が多くなります。変革を求めるところから、日本語では革新と呼ばれます。

一方右翼は、歴史・伝統・文化・慣習・慣例に先人たちが習得した智慧が詰まっているから、それを守り、そこから学習して未来に繋げていこうとしていく考え方です。社会は時代と共に成長してきた歴史があり、政府の干渉なくても社会は成長していく。そのため、政府の干渉は必要最小限になります。守るということで保守と呼ばれます。

どちらも、必要な考え方とは思いませんか??

現に欧州なんかでは、左翼の一つである社会民主主義政党が政権を担っています。英国や北欧のように立憲君主制を採る国でも社会民主主義政党が政権を担っています。そこには理想と現実を結びつけるための論理的思考があり、その説明を国民が納得するからこそ、政権を取れているのでしょう。

では、なぜ日本では左翼(特に社民党)が国会で勢力を持てないのか?
それは、現実や国益を無視し、平和とか平等とか誰もが実現したい普遍的な価値観を自分たちだけの目標にしてしまっているからだと私は考えています。それでも、「反戦・平等」という誰も対抗できない普遍的概念を唱えていれば左翼としては成り立ちます。戦争なんてないに越したことはない、人間が平等であることに越したことはない、普遍的な価値観なため、そこにロジック(論理的思考)など必要ありません。ロジックなしに「戦争反対、等と格差是正を」と叫んでいればいいだけです。反論されると「では、あなたは、子供が戦争に巻き込まれても良いと思っているんですか?」ってよく答えてますよね?ロジックが必要ないので、そう答えれば日本的左翼は良いんです。もし、どうしてもロジックが必要な問題が起きたとき静観(無視)してれば良いのです。こんなことで、勢力を拡大できると思っている日本の左翼はお粗末です。

左翼とちがい、伝統・文化などに軸を置く右翼はロジックを無視できません。なぜなら、保守すべき事は普遍ではないのです。伝統・文化などは時間と共に変化します。昔から変わらず続いているものもあれば、大きく変わりながらも続いてるもの、全く消えてしまったもの、様々です。このように普遍でないものを守る時には、どうしても他人を納得させる正しいロジックが必要なんです。

先日、アメリカの議員が「ある医師が、人間には防御する機能があり、真の
レイプではこの防御反応によって妊娠しないと言っていた。だから、性犯罪被害者であっても、人工中絶はダメだ。」と言って物議を醸しています。ある医師というのも人工中絶に反対する方のようです。大多数の民衆を納得させるためではなく、完全に人工中絶に反対する宗教保守の仲間内にだけ通用するロジックになっています。自分たちの価値観が普遍的な価値観だと勘違いしてしまっている似非右翼によくあるタイプです。右翼が主張するのは普遍的なものではないということを忘れてはいけません。
日本の似非右翼も同じようなことになっていませんか?国家主権は普遍的だとしても、領土は普遍的なものではありません。パフォーマンスなどだけで解決できるものではないのです。必要なのは相手を貶める事ではなく、第三者(国際社会)が納得するロジックを組み立てることと、それを主張し続けることなんです。

まとめ
右翼が主張するのは、普遍的な価値観ではない。普遍的な価値観ではない事を皆に納得させる必要があるからこそ、右翼にはロジックが必要。左翼(特に日本の)は普遍的な価値観を求めるために、ロジックを必ずしも必要とはしていない。右翼にこそ、第三者に納得してもらえる正しいロジックを組み立てるための冷静さが求められる。

長文すぎますねf^_^;)
失礼しましたm(_ _)m

それにしても、日本の左翼も似非保守も何がしたいのか?右翼的感情的な応酬と左翼的だんまりが、何の解決にも繋がらない事にいつ気が付くのか?


2012年8月19日日曜日

日韓通貨スワップ協定

前々回のエントリにちょこっと書いた日韓通貨スワップ協定。
なんと、この協定の破棄に関してネトウヨさん達の手を離れて、かつて政権与党であった自民党が協定を見直せと声明を出したみたいですね。安住財務大臣や藤村官房長官の内閣からも見直しが飛び出しました。

さて、この日韓通貨スワップ協定とは何なんでしょうか?
スワップ協定とは、簡単に言うと通貨危機で困ったらお互いに外貨を融通しあいましょうという約束です。三つの枠組みがあります。
一つ目は、両国政府が相手国の中央銀行にドル支援を行う枠組みです。支援枠は300億ドルです。昨年、韓国の要請により新たに出来たものです。ただし、今年の10月が期限ですので、延長しなければなくなります。
二つ目は日本銀行と韓国銀行間での取極です。支援枠は、昨年一つ目と同時に300億ドル相当の円に引き上げられました。ただし、この10月で一時的な増額が期限を迎えて、延長がなければ30億ドル相当に戻ります。
三つ目は、チェンマイイニシアティブに基づいた支援です。これは、アジア通貨危機を教訓に多国間で合意した事項に基づいた支援協定です。日本側の支援枠は100億ドルです。韓国は50億ドルです。

制裁の目的は、自国への影響が最小限な方法で相手側を困らせて交渉のテーブルにつくように仕向けることです。この協定の見直しが、韓国を困らせるのかどうか?日本に影響がないのか?これが問題となります。
まず、韓国への影響を見てみましょう。この協定がなくなれば、韓国がすぐにどうこうなるわけではありません。ただ、ユーロの問題などの影響で韓国ウォンが暴落する可能性はあるので不安にはなるでしょう。中国との通貨スワップも再延長を要請ているようですが、日本との協定が減るようなら中国にさらなる増額を、若しくは他国との協定を考えるでしょう。日本との協定が減額されても、中国や他国と協定が出来てドルの確保ができれば、それほど困ることはないのではないでしょうか?

で、日本は困ることがないのか?確かに日本がこの協定の直接的利益、すなわち日本円が暴落して支援を受ける可能性はかなり低いです。しかし、日本がこの協定を結んだ最大の利益は、東アジアの通過安定を担うのは日本である事を国際社会にアピールすることです。韓国の要請とはいえ、韓国一国を助けるためではないはずです(多分…いくら民主党でも…と付け足さなければならないのが悲しいですが…)。貿易依存度が高く国際経済の振れに敏感でリスク資産と捉えられている韓国ウォンは、通貨危機にさらされる可能性が高いです。そして、韓国の通貨危機が東アジア全体の経済を脅かすのは明らかです。また、安全通貨として人気のある円にとっても、世界で何かが起これば暴騰するということも忘れてはなりません。一般的に大災害が起こればその国の経済に打撃があるとして通貨は下落します。しかし、日本では東日本大震災でも安全通貨と見られている円は上がりました。

景気低迷が続く日本でも、まだまだアジア圏で積極的金融支援を行う余力があります。その中で、東アジアの通貨安定に責任を持つということを放棄するのは如何なものでしょうか?韓国の非常任理事国への立候補を支持しないのは、平和的解決の手段である国際司法裁判所への共同での付託を拒否していることから反対の立場を取ることは国際社会の理解を得やすいでしょう。しかし、通貨スワップ協定を見直すことは、東アジアの通貨危機に対して日本は責任も義務も果たさないとの誤ったメッセージを国際社会に送ることにはならないでしょうか?また、日本が責任を果たさなければ、国際的な地位までも中国に譲り渡すことにもなりかねないのでは…と考えてます。国際社会で責任や義務を果たしているからこそ、国際社会で信頼を得て支持してもらえると考えています。そろそろ、戦後、国際的に多額な援助をしてきた日本を売り込んでも良いと思いますが。

感情的、反射的な言動や行動は抑え、くれぐれも慎重かつ論理的な行動を取ってもらうことを願いたいものです。
ただし、政府が鎮静化を狙って、日本の主張そのものを抑えるのはやめて下さいね…

2012年8月16日木曜日

終戦の日

昨日は終戦の日でした。
やはりあった、毎年恒例の、どうでもいいニュース。
閣僚が個人的に一宗教法人でしかない靖国神社に参拝しようがしまいが、まったく興味がわかないんですけど。。。まったく、進歩してない。どうせ、また一年後にニュースになるんでしょう。いい加減にしてほしいところです。
靖国神社について、私サジタリウスの私見は以下のような感じです。

  • 宗教法人である靖国神社への参拝はいかに宗教色を薄める参拝方法をとったとしても、政府解釈のような習俗的行為ではなく宗教的行為である。

  • そのため、政府公式であることを認めることになる公費を使った参拝は、政府の宗教活動を禁じた憲法に違反していると考える。

  • 閣僚や政治家にも信教の自由は保障されるべきで、私費での参拝については誰からも規制、強制があってはならないと思います。今回野田総理がやった閣僚への自粛要請は信教の自由を制限する行為だと考えます。

  • 誰を合祀するのかは、靖国神社の思想、良心の自由であり、信教の自由です。合祀されている柱を受け入れて参拝するのも、受け入れず参拝しないのも、憲法に示された信教の自由です。


でも、私なら8月15日の終戦の日には参拝しないと思います。終戦の日の正式名称は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」です。戦争終結の詔書を発布した日でも降伏文書に調印した日でもありません。昭和天皇が降伏することを肉声で日本国民に報告をなさった日です。軍人、軍属、政府関係者しか祀られていない靖国神社に参拝してもね。。。参拝するなら降伏文書に調印した9月2日ってところですかね。ただ、私個人は朝鮮戦争での掃海作業で殉職された海上保安庁職員(元海軍軍人)を国が認めていないとの理由で合祀してない靖国神社をあまり支持していません。国が認めていない云々なんて、いつまで国家神道気取ってるんでしょうか。
昭和天皇が玉音放送で述べられた
「惟フニ今後帝国ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス
静かに民間人も含めたすべての戦没者を追悼し永遠の平和を祈念する日にしたいものです。

2012年8月12日日曜日

竹島

先日、大韓民国大統領が竹島に行ってしまいました。
インターネットの掲示板サイトでは、まぁネトウヨさんたちが自衛隊を出せとか経済制裁をしろとかほざいてはりますw 日韓通貨スワップ協定の破棄なんてのもありました。チェンマイ・イニシアティブからも抜けるんですかね~(・・?))
いずれにせよ、韓国領事館にレンガ投げ込んでガラス割るとか、日本国民の品位を損なうような感情的な行動は謹んで欲しいものです(>_<)

さて、我が国、民主党政権としては、玄葉外相が国際司法裁判所への提訴を近い時期に行う考えがあることを示しました。韓国側は既に応じないと言っています。応じない理由が、「歴史的、国際法的に独島は韓国領土で領土問題は発生してない。」とのことです。領土問題が存在しないという割には、オリンピックでメッセージボードを掲げたり、日本の国会議員を空港で引き返させたり、世界中で独島キャンペーンをやってたりなんですが…f^_^;)
まっ、他国の事はその国の国民が決める事なんでとやかく言うのは辞めておきます。

提訴については、私は評価します。過去、自民党政権時に数度、国際司法裁判所へ竹島問題を共同で付託しようと韓国に提案を行いましたが、拒否されています。提案も提訴もたいして差が無いと言われるかも知れません。確かに、韓国は国際司法裁判所規定第36条2項の選択条項受諾宣言を行っていないので、他国に提訴されても応訴義務はありません。韓国が応じなければ審理が開始されない事になります。しかし、国際機関である国際司法裁判所へ提訴することで、少なくとも日本としては竹島を領土問題として捉えていること、日本は国際司法裁判所の審理に耐える法的根拠を有していることを国際社会にアピールする事ができるのではないでしょうか。

国際協調主義と平和主義を理念におく日本国憲法前文の最後に、
「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」
とあります。日本は、ロビー活動やキャンペーンなんかではなく、実効性が薄くても正々堂々と国際機関の正式な場で日本の主張を訴え続けていくことが憲法の理念に沿う行動だと考えます。

盆休み早々に、お堅いブログでした(⌒-⌒; )

2012年8月4日土曜日

嫁が居らんので。。

今日、嫁と娘たちが実家に泊まりに行きました。
実家といっても車で一時間ほどなんですけどね。。
晩飯どうしようなぁ~??
孤独呑みをしに行くか、久々に料理するか悩みましたが自炊に決定。
カルパッチョ、から揚げ、冬瓜のあんかけで酒を呑んで、〆は出汁茶漬けにしてみました。



カルパッチョは、キハダマグロの切り落としにサラダ風にミニトマト、ベビーリーフとブロッコリースプラウトに岩塩、オリーブオイル、レモン汁、わさびマヨ、ブラックペッパーです。
刺身用だとカルパッチョには多少分厚いので、薄めの切り落としの方が安くて相性も良いような気がします。



から揚げはニンニクと醤油で下味をつけて片栗粉をまぶしてスチームレンジで。。。最近は、鶏肉もおひとり様用の少な目のパックがあるんでホント便利。
たれは、白ネギ、生姜、砂糖、ごま油、醤油、酢にしてみました。
冬瓜は、出汁に醤油、酒、みりんというオーソドックスな調味料を加えて煮込んで、水溶き片栗粉でとろみをつけてみました。ホントは、から揚げ用の鶏肉を一切れを一緒に煮るつもりでしたがが忘れてた。
〆の出汁茶漬けは、おひとり様用の鯛の刺身に海苔、あられ、わさびを乗っけて、出汁に味付けをしてしたものをかける。








結構、豪勢な夕食になりましたが、酒代(安い焼酎のレモン炭酸水割、発泡酒)含めても1500円にはいかんでしょうな。。。
さて、今回、冬瓜と出汁茶漬けに使った出汁は久々に自分で取ってみました。
だしがらがもったいないので、ふりかけを作ってみました。


出汁を取った後の昆布を細かくして、同じく出汁殻の鰹節とを佃煮の要領で、醤油、砂糖、みりんで味付け、水分を飛ばしてから煎りゴマです。
ヨッパの状態で作ったんで、味はわかりませんが、明日の朝食に試してみます。

2012年7月31日火曜日

ちょいと気になる判決

昨日、アスペルガー症候群の被告が殺人罪に問われた事件の判決が大阪地裁でありました。
いろんな新聞やインターネットニュースでも、取り上げられてるので、詳細はそちらでどうぞ。

要は、
「障害は認めるが、量刑面での考慮しないよ。社会の受け皿が整ってないから、反省なしの状態では再犯するかもしれない。社会秩序を維持するために有期刑の最長にしました。」
てな感じでした(判決文を読んだわけではなく、報道を読んだ自分なりの解釈です)。

さて、私が気になったところは、社会の受け皿云々のところです。
社会に受け皿がないのは、被告個人(性格等)の問題なんでしょうか?それとも、アスペルガー症候群の問題なんでしょうか?
前者なら、受皿なんて表現はせずに犯行が残虐だとか別の表現になったような気がします。やはり、アスペルガー症候群のことなんでしょう。
とすると、アスペルガー症候群に社会的な受け皿がないのが、被告の責めに帰することなんでしょうか?
被告の責めとは言い切れないことについては、考慮しないか軽くする方向になるのが、普通なんだと思ってました。

鑑定で責任能力があるとされてますので、裁判所の判断で求刑よりも重くなることは当然あることだと思います。しかし、その理由が、アスペルガー症候群には社会の受け皿がないとか再犯の可能性があるとか、被告の罪ではなくアスペルガー症候群そのものを裁いてませんか?

産經新聞に載っていた筑波大の名誉教授は、刑罰を決める際の重要な点は社会秩序の維持であるとして、この判決を評価しています。重要な点であることに異議はありません。しかし、私が気になるのは(曲解かも知れませんが)、この判決が、被告個人の問題ではなくアスペルガー症候群は少しでも長く社会から隔離することが社会秩序の維持のためなんだというような判決になってないかということなんです。
被告の罪ではなく病気そのものを罪にするのは、許されない考えでしょう。
病気そのものが科学的根拠なしに隔離の対象になる考え方は、ハンセン病の問題を思い出します。

判決文の全文を見る機会が出来れば再検証して見たいと思います。



2012年7月9日月曜日

ひらぱ〜

昨日の朝、なぜか下の娘が泣いている。。。
ひらぱ〜行きたい(TωT)って。。。
ん?
かなり前に親戚から貰ったひらぱ〜の入園招待券。。。
おおっΣ(・o・;) この招待券、7月8日までじゃんσ( ̄∇ ̄;)
てなわけで、昨日は下の娘とひらぱ〜デートでした(≧∇≦)





しかし、ほとんどの遊園地が無くなっていってるのに、このひらぱ〜は頑張ってるんで、地元民としては嬉しい限りですd( ̄  ̄)

ワンコールワーカー

みなさん、ワンコールワーカーって知ってます???
日雇い派遣のことです。
ワーキングプアの温床として禁止がささやかれだしてかなりの年月が経ち、今年の4月に派遣法が改正され30日以内の派遣が原則禁止となりました。
原則と言うことなんで例外があるんですが、このほど詳細が決まり例外規定と10月1日からの施行が決まりました。
その日雇い派遣の例外は、世帯収入が500万円以上の主婦などや60歳以上の労働者、学生のアルバイトなんかは日雇い派遣OKとのことです。

これを決めた人達はワンコールワーカーの実態を知っているとは思えない。。。
失業して再就職を目指して就活中のつなぎにしている人もいるし、正規の職業を持っていても生活の足しにWワークのしやすいワンコールワーカーをしている方も多い。そんな人らはどうすんの??

一階を無くせばみんな二階に上がると思ってへんか?
一階の床がなくなれば二階に上がれん人は地下に行くしかないやんで…

勝手に競争して上を目指すのが自由社会。
競争に負けて1階まで下がっても、また2階3階に上がれるようにするのが自由主義社会の政治の役目だと思います。「2階に上がれるか地下に行くかは解らないけど、とりあえず1階の床はなくしますんで上がれる人はどうぞ。」なんてのは政治ではないとおもうんだけど。。。

さて、ワンコールワーカーを使用している使用者側からはどうでしょう?
季節などで業務量が上下する業界で30日以上の派遣契約は難しくないでしょうか?
30日以上の派遣契約できるなら直接バイトを雇った方が。。。
しかし、面接やらで手間を掛けるのもって感じですかね?

結局、使用者と労働者との間で誰も得しないことになってるような気がするのは私だけでしょうか???

2012年6月16日土曜日

実は土曜日の昼は。。。

嫁は土曜日も仕事なんで、ここ1、2年ほど土曜日の昼食は、なんと私サジタリウスが担当しておりますd( ̄  ̄)
まっ、外食も多いんですけどねσ( ̄∇ ̄;)
で、今日作ったのはこれ( ̄∇ ̄)



エビマヨ〜

材料:
エビ ・・・・嫁が買って使わなかった分(むきエビ20尾くらいかな)
マヨソースは、マヨネーズ、練乳、ケチャップ、牛乳、レモン汁です。
マヨソースにチリソースを加えたり、エビを揚げずに焼いてみたり、エビの下味を工夫してみたり。。。いろんなバージョンを考えるのも楽しいかもです(≧∇≦)
娘たちも美味しいと言っていたので、近いうちに別バージョンでやってみたいと思いますd( ̄  ̄)
でわでわ。
追記1:練乳は牛乳と砂糖で結構簡単に作れるので試してみてくださいねd( ̄  ̄)
追記2:土曜日の夜は小6の長女が担当です。今日はカレーライスでした(≧∇≦)
ちなみに横はサジタリウス作で大根とホタテ貝柱のサラダですd( ̄  ̄)


2012年6月11日月曜日

これ見て不快になる日本人とは?

YouTubeで日本を紹介してくれてる日本在住カナダ人女性が6月6日にアップしたビデオがコメ欄が閉鎖されてて、紹介に以下のような文が
引用:「LGマンと言うキャラクターとのコラボ動画ですが、日本人に不快適な思いをさせるつもりはありませんでした。」

ん??これを見て不快になる日本人って誰?
少なくとも、サジタリウスは全く不快適ではないですけどw

ああ、ネトウヨどもかf^_^;)
どうせ、韓国に異常な熱をあげるアホなネトウヨどもがこの動画の米欄を炎上させたんだろうな。。。
このカナダ人の女性には全く関係ないのに。。。

主張も議論も、それ相応の場でしなきゃ意味はないのにな(⌒-⌒; )
他者を批判することによってしか、自分のアイデンティティを確かめられへん奴らが場を考えるなんて無理な話かf^_^;)

2012年6月8日金曜日

ド素人の親父による手料理

昨日の夜、嫁が体調不良でサジタリウスが晩飯を作ったのはTwitterでつぶやきました
今までも自炊ランチなんかをつぶやいていて、Twitterのフォロワーさんは、サジタリウスが料理を時たますることは知ってくれていると思うんですが、ブログにするのは初めてですw
今日も嫁は本調子とまでは行かない様子なんで、今夜も男の手料理ということで、こんなん作ってみました( ̄Λ ̄)ゞ




茶そばではないんですけど、山口のご当地グルメ「瓦そば」ですd( ̄  ̄)
ゆがいた蕎麦を温めたホットプレートにおいて、牛肉の細切れを甘辛く煮たもんと、錦糸卵、ネギ、刻み海苔、レモンの薄切り、大根おろし(俺用には一味をプラス)をのせて、麺つゆでいただきます。
麺つゆは、市販の麺つゆに少しみりんを足して煮立たせました。
麺つゆ手作り派の方も、いつもより甘めにした方がレモンの酸味と相性が良いと思いますよ。

2012年6月7日木曜日

薨去

約四ヶ月ぶりのブログですm(_ _)m
ちょいと、サボり過ぎました…f^_^;)
今回のブログはお右思想満載です(`_´)ゞ
お嫌いな方は、どうか華麗にスルーしてくださいm(_ _)m

さて、本題。
昨日、三笠宮崇仁親王殿下の第一男子であられる寛仁親王殿下が薨去あそばされました。
いろいろと物議を醸すご発言なんかもありましたが、メディア露出の高い皇族として人気もあったんじゃないですかね?「ヒゲの殿下」なんていう愛称もありましたしね。
記憶に新しいのは、女系天皇を公に反対の意思を示された事ですかな?
現在の法体系の中で、皇位継承順位を持たれていた殿下の薨去を、ひとつの機会として、皇位継承について改めて考えて見るのも必要なことかも知れません。

ところで、どうした?保守系新聞?
左派系だとこき下ろした民主党の野田総理ですら薨去という言葉を用いていて、尚且つ、政府関係は薨去になってるというのに「ご逝去」とは…高円宮憲仁親王殿下が薨去あそばされたときは薨去の文字を普通に見たような気がするんだけどな…
皇室典範で定められている敬称を無視して「○○さま」なんて平気で書いてるマスメディアに、特段何も定められていない言葉を期待するのは虚しいだけなのか…?でも、若干(相当?w)右寄りの俺としては、何となく裏切られたような気が…

2012年2月22日水曜日

大阪維新の会による維新八策について(2)

ちょいと時間がたってしまいましたが、今回は前回の続きで維新八策の中から数点に絞って考えてみます。
  1. イスラエルにおける首相公選制の失敗例について
  2. ベーシックインカムと年金について
  3. 参院を廃止することについて
  4. 憲法改正について
1.イスラエルにおける首相公選制の失敗例について
イスラエルでは1992年に首相公選制を法律で制定して1996、1999、2001年と3回実施しましたが、期待した効果がなかったので辞めちゃいまいました。イスラエルはクネセトと呼ばれる一院制の議会があるんですが、その選挙制度は完全な比例代表制です。内閣不信任決議のような議院内閣制の基本的な事をそのままにしていました。結果、イスラエル国民は首相選挙では指導力や実行力を、議員選挙では自分の支持政党を選んだので、少数政党が乱立することになり、国民が選んだにもかかわらずクネセトによる不信任の可能性もあるので、首相の指導力が余計に損なわれることになりました。
日本で実施したら、違う結果になるのでしょうか。完全な比例代表制ではないから大丈夫という方もおられますが、はたしてそうでしょうか?日本でも同じ事が起るでしょう。首相には指導力を、議員には現実的な利益を。自然な流れだと思います。
では、首相公選制は成り立たないのか?というとそうではありません。アメリカの大統領制のように行政機関の長を選挙で選ぶ国家はあります。日本には天皇陛下という国際的に国家元首として扱いを受ける方がおられるので大統領という言葉にはなりえませんが。議院内閣制をとる国と違いアメリカではかなり厳格に三権分立が確立されています。アメリカの大統領には議会で決めた法案を拒否する権利がある一方で、法案を提出する権利がありません。行政府が必要な法案は、教書と言う形で議会に依頼するということになります。大統領も議会も国民の信任を得て独立した正統性をもっていますので、同等だという考え方です。一方で日本はイスラエルと同じ議院内閣制です。首相の正統性は国民により選ばれた議会が与えることになります。憲法で議会を最高国権としていることも、ここにあります。また、一般的に議院内閣制では党議拘束が強くなり、大統領制では弱くなります。
首相公選制だけを現在の日本に採用しても、百害あって一利なしになる可能性が大きいかと。それを、防ぐ手だてを大阪維新の会は示す必要があるのではありませんか。

2.ベーシックインカムと年金について
ベーシックインカムについては以前、書きましたが、生活保障を一元化するものです。ベーシックインカムを行い、かつ年金もなんてことはありえません。これは、ハッキリさせた方が良いと思います。政策理念なのですから、並び立たない方策を掲げるのはおかしいと思います。

3.参院を廃止することについて
参院を廃止して独立した地方行政府の代表会議をつくるとのことです。維新の会のみなさんは、ドイツの地方行政をモデルにしているのでしょう。ドイツでいわゆる上院の機能をしているのが連邦参議院です。連邦参議院の構成員(議員ではないので)は、州政府の代表者となっています。法案毎にその代表者も代わるようです。歴史的に統一国家ではない期間が長く、統一されていても諸侯や王国の連邦制となっていたドイツらしい制度といえます。では、この地方代表者会議の権限は、ドイツと同じように州に関係する法案だけを審議するんでしょうか?議会の改廃を議論するには、その権限をどうするかということが最も大事です。形ではなく内容です。

4.憲法改正について
憲法を改正する議論はあって良いと考えていますが、第96条を変更だけやろうというのはどうかと思います。なぜなら、維新八策では憲法改正が必要だと思える箇所が何点もあるからです。憲法改正を容易にする第96条の改正だけを目指すと言うことは、政策理念として掲げたものを実現しようとすることと矛盾します。すくなくとも、維新八策に掲げた政策を実現するための憲法改正方針を示すべきだと思います。海外では憲法改正(アメリカは修正条項を追加する)は多くの事例があるにもかかわらず、なぜ日本では起きなかったのかを考えると、第96条の問題ではないのではないですか?憲法第96条に国民投票の規定があるにもかかわらず、つい最近まで実施する法律を作ってこなかったり、憲法だけではなく法律においてもそうですが、改正議論ではなく条文の解釈議論でごまかしてきたことが、その最大の原因ではないでしょうか。

まとめ
長々と書いてきましたが、要は見出しではなく中身じゃないの?っていうことです。もちろん、これからどんどん肉付けされていくものと期待はしています。ことごとく、専制・独裁を封じるための議院内閣制の機能を奪うんですから、その代わりとなる内容を示さないと、志位さんのヒトラーみたいっていう訳のわからない批評が当てはまってしまいます。。。
追記:今日、新聞に維新政治塾の講師に高橋洋一先生がっていう記事が出てました。。。学術的に論破することなんて、私にはできないんですが、この人の政策はあまり支持できません。効果については反論できないんですが、「良薬、口に苦し」じゃなく「良薬、口に甘し」で国民や政治家にとって甘い麻薬みたいな政策だと思えるんですよね。。。毎年、一年限りの特別な法律で赤字国債を発行し続けてきた政治家さんたちに甘い麻薬は危険すぎると思います。

2012年2月15日水曜日

大阪維新の会による維新八策について(1)

今回は大阪維新の会が発表した政策について考えてみたいと思います。

維新、志士、海援隊と、ほんと好きなんでしょうね明治維新がw 坂本龍馬好きの私としても、眉唾物の言葉ばかりです。

そんなことはさておき、まずは大阪維新の会があやかった、坂本龍馬(諸説有り)の船中八策とはどんな物だったんでしょう。

  1. 政権を朝廷に返せ。
  2. 上下の2つの議会を作って、議論する事により政治を行え。
  3. 有名無実の人間を政治から除いて、良い人材に官爵を与えて使え。
  4. 外国とは対等に付き合え。
  5. 古い伝統と新たな考え方とを折衷し、憲法を制定せよ。
  6. 海軍を拡張しろ。
  7. 親兵を設置して帝kを守れ。
  8. 通貨の交換レートを統一しろ。

2と8なんか、当時の人らは?(゚_。)?(。_゚)?だったでしょうw 私は5の「古来ノ律令ヲ折衷シ、新ニ無窮ノ大典ヲ撰定スベキ事。」がスゴいと思います。新たな憲法を作らなければいけないけど、ちゃんと伝統も折衷しろと書いてあります。

さて、大阪維新の会の維新八策はどんなものでしょう。

  1. 統治機構改革
    • 大都市制度
    • 地方分権の推進
  2. 行財政改革
    • プライマリーバランスの黒字化
    • 議員定数、歳費の削減
    • 人件費の3割削減
  3. 公務員制度改革
    • 職員基本条例案の法制化
  4. 教育改革
    • 教育委員会の設置を選択制
  5. 社会保障制度
    • 年金を掛け捨て制と積み立て制の併用に
    • ベーシックインカムの導入検討
  6. 経済・財政
    • TPPへの参加
    • 直間比率を間接税の消費税に重点化
  7. 外交防衛
    • 日米同盟にオーストラリアを加える
    • 沖縄の負担軽減
  8. 憲法
    • 首相公選制の導入
    • 参院を廃止して首長が代表の議院を設ける
    • 憲法を改正しやすいように発議要件を低くする

だそうです。

これに対する主な公党の反応がこちら。

http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220214042.html

民主党は、憲法改正にかかる問題は、現実性がない。。。さすが、憲法改正と関係なくても現実性を伴わないマニフェストで政権を取った政党ですw

自民党は、言うのは簡単。。。さすが、やらなきゃならんことを言わずに棚上げしつづけて、政権を奪われた政党ですw

公明党は、いささか性急すぎる。。。既存の政治のスピード感のなさが、こういった政策理念を産む背景である事を全く理解してないようですw

こんな公党の意見は置いといて、私の意見は。。。

こんな、骨格だけで判断できないよ。。。

設計図はともかく基本構想ぐらいは示してもらわんと、賛否決めかねるんですけど。。。少なくとも、首相公選制なんてイスラエルで失敗してるという先例があるんだから、ちゃんと失敗しないように考えてる事を示さないと。。。

しかし、この骨格だけでもツッコミどころはありそうです。次回エントリでは、以下の数点に絞って書きたいと思います。

  • イスラエルにおける首相公選制の失敗例について
  • ベーシックインカムと年金について
  • 参院を廃止することについて
  • 憲法改正について

2012年2月6日月曜日

ベーシックインカムについて考えてみた(2)

前回のエントリで、実現不可能ではないことを確認しましたので、今回は影響を考えてみたいと思います。前回のように数値では示すことができない考え方の問題なので、他サイトでの批判派、支持派の意見を列挙しながら私個人の考えを書いていこうと思います。

たいていのベーシックインカムを扱ってるサイトでは、労働の問題があげられています。反対派さんの主張はこんな感じです。

  1. 働かざるもの食うべからず。
  2. 働かない人が増える。
  3. 3K職場で働き手が見つからなくなる。

これに対して支持派は、

  1. 全員が無理に働かなくても大丈夫なほど生産性は向上している。
  2. この程度の支給額では辞める人は多くない。生活が保証されるので、自分に合った労働を見つけることが出来る。
  3. 労働に見合った賃金になる。

1.の「働かざるもの食うべからず」は、これは、社会通念上は必要な考え方だとは思いますが、政治・政策を考えるときは危ない考え方です。行政が、働く意志が無いから生活保護を打ち切るなんてことはできないし、行政のそういった恣意的行動は危険です。これに対する賛成派サイトの生産性うんぬんはどうかと思いますけど。。w

次に2.3.はどうでしょう。。。はっきり言って、わかりませんw ベーシックインカムにより労働者の働き方は変化するでしょう。、企業側も社員の生活保障する必要が無くなり解雇しやすくもなるでしょう。労使双方から生活というキーワードが抜けたとき、労働市場がどういう変化を起こすかは私にはわかりません。ただ、最初はかなり乱高下するでしょうが、徐々に市場原理が働いて、どこかに収束していくことになると思います。FXでも株でも何か大きな変化があれば市場は乱高下しますが、徐々に落ち着いていくのと同じです。問題はその収束点です。前回のエントリで所得税(税率50%)で賄うことを前提としました。所得税の対象となる総所得が減少すれば税率をあげなければなりません。いや、もしかするとベーシックインカムで必要な金額を総所得が下回ることもあるかもしれません。こうなれば、現在、実現可能なベーシックインカムもできなくなります。こればっかりは、どんな考え方で人々が行動するかが問題となるので、やってみないとわからないって言うのが、正直、私の考えです。

ベーシックインカム、理念は良いがどうなるかはわからない。しかし、欧米ほど個人主義が強くなく、勤労美徳を尊ぶ日本で実現できないなら、他のどの国でも出来ないでしょう。

 

あとがき

文章力の全く無い理系人間が、なぜ、前回、今回とベーシックインカムをテーマに長文のブログを書いたのか。それは、結婚していない単身の叔母(88歳)が自宅でこけて、急性硬膜下血腫で入院生活に入り、私が面倒を見ることになったからです。叔母は基礎年金だけではなく厚生年金も少しばかりあるので、最低生活では無いのにも関わらず介護支援センターからは生活保護の申請を勧められていたみたいです。現実的に単身生活に戻るのは不可能な状態ですが、年金だけで終の住処を探すのは困難です。医療費が嵩むようになれば生活できない。これでは、年金制度そのものの意味が無いしセーフティネットとして機能していない。そう考えてたときに、人口推計のニュースが飛び込んできました。今から50年後には人口が4000万人減って8700万人に。そして、その4割が65歳以上。なにかアクションを起こさなければ娘たちの時代にはとんでもないことになる。既に破綻しているように思える現在の制度を消費税を上げて継ぎ接ぎする意味があるのか?そんな思いで書いてみました。みなさんが、子供、孫世代への責任について考えるきっかけとなれば幸いです。

2012年1月30日月曜日

ベーシックインカムについて考えてみた(1)

ベーシックインカム、みなさん知ってます??

国民1人1人に最低限の生活を送れるくらいの金額を政府が支給しますっていう、いかにも胡散臭そうな政策ですw

でも、胡散臭いってだけで否定するのも、気持ちいい事ではないので、無い頭を使って考察してみます。できるだけ調べながら書くつもりですが、ベースとなる学問的知識が不足している可能性が高いので間違ってたら指摘して下さい。ただ、論争する知識は持ち合わせていませんので、指摘していただいてもスルーする可能性が高いことを、あらかじめ、ご了承ください。

でわ本題。いくら理念が素晴らしくても、実現できる可能性が無いものは机上の空論になってしまうので、出来るかどうかからやって見ましょう。国民1人に年間100万円(月額83,000円程度)を支給することにしてみましょう(注)。人口が1億2745万人(2010年)ですので、何とその額127兆4500億円。国の一般会計95兆円(2010年度決算額)を軽く超えてしまいます。

見た事も無い天文学的数字に戦きますが、次にベーシックインカムと重なっていて削れるようなところを探しましょう。カッコ内の数字は平成23年度の予算からです。

  • 雇用保険(就職支援施策を含む)(0.3兆円)
  • 労働災害保険(0兆円)・・一般会計からの持ち出しが少ないようです。
  • 年金制度(10.4兆円)
  • 生活保護制度(2.6兆円)
  • 子ども手当(2兆円)
  • 上記の業務に携わる公務員の人件費等

こんなところですか?15、6兆円って感じですかね。その他の経費で1、2兆円ほど上乗せできるとしても、残りの110兆円をどこからか持ってこなくてはなりません。その財源として考えられるのは、推進派の方々によると増税・国債・政府通貨などのようです。国債、政府通貨だと、デフレの現在はOKでもインフレになるとしんどそう(この辺は、折を見て書いてみようと思います)。ベーシックインカムでは行政機構の改廃が出てくるので、将来にわたっても継続可能であることが求められます(一度潰したシステムを復活させるのはかなり効率がわるい)。そこで、このブログでは110兆円を税金で賄う方法で考えてみます。

税金で賄うとしても、所得税にするのか消費税にするのかが問題になります。消費税率1%につき2兆円の歳入増と言われていますので、110兆円を賄うには55%UPが必要です。これでは、そもそも月8,3000円では最低限の生活すら難しいということになってしまいます。消費税だけでは無理のようです。

所得税ではどうでしょうか。現在の所得税による歳入が13兆円ですので110兆+13兆=123兆円を所得税で徴収する必要があります。国民総所得のうちの賃金・俸給は206兆円、個人企業の企業所得が35兆円ですので、併せて241兆円。123÷241≒0.51となり、累進性をつけずに一律とすると所得税の税率は51%必要となります。簡単に計算できるように所得税率を50%として、数モデル計算してみましょう。

  1. 年収400万円(世帯主+専業主婦+子供1人)
    • 400万円×0.5=200万円が所得税となります。
    • 400万円-200万円+(100万円×3)=500万円となり、年金等を引かれている現在の手取りと比べると100万円以上収入が増えます。
  2. 年収400万円(1人世帯)
    • 同様に400-200+(100×1)=300万円で、減収となります。
  3. 年収200万円(世帯主+子供1人)
    • 200-100+(100×2)=300万円で増収です。
  4. 年収200万円(1人世帯)
    • 200-100+(100×1)=200万円で、年金掛け分くらいは増ですかね。
  5. 年収1000万円(世帯主+専業主婦+子供1人)
    • 1000-500+(100×3)=800万円で50万円ほど減収です。

かなり、おおざっぱな計算ですが(所得税によるベーシックインカムについては京都府立大学の小沢教授の考え方を参考にしました。使用している数値は違いますが、研究者としてもっと緻密に計算されています。)、このように、収入が同じであれば世帯人数が多ければ多いほど、世帯人数が同じだと世帯収入が少ないほどベーシックインカムの恩恵を得ることとなります。

50%なんていうとんでもない所得税率ですが、とりあえずはセーフティネットとしての機能(月額83,000円)を確保しつつ、高額所得者から搾り取って子育て世帯への再配分が可能となるようです。計算はしていませんが、年金保険料等を差し引くと、租税負担率もヨーロッパ並みくらいで納まるのではないでしょうか。ただ、現実には所得税の不安定さから考えると消費税との組合わせが良いように思います。

とにもかくにも、実現不可能とは言えないようです。そこで次回は、ベーシックインカムを実施したら、どんな影響(善くも悪くも)がでるのかを考察してみたいと思います。

(注)切りのいい100万円にしたけど、基礎年金が満額で年間80万円ほど、生活保護受給者(単身・一級地)で住宅扶助を除くと月額8万円ほど。つまり、賃貸に住んでいる単身者で考えると基礎年金だけよりかは多くて、生活保護よりかは住宅扶助が無いだけ悪くなるという設定です。

2012年1月21日土曜日

文化的な価値はどう測るんやろ?

橋下さんが、大阪市音楽団の存続について一から見直しみたいな話をしたようです。大阪市音楽団と言えば甲子園の入場行進曲(録音)の担当をしたりして有名なとこです。Wikipediaによると東京佼成ウインドオーケストラと並ぶ(歴史、伝統からなら上か?)日本屈指で、日本唯一の自治体所有の吹奏楽団だそうです。

私も、以前(中学生の頃だったと思う)吹奏楽をしていた姉の影響もあって、大阪城音楽堂で大阪市音楽団の演奏を聴いて感動した記憶が残っています(当時から、メタル小僧でクラシック音楽に興味のない私でさえw)。

この音楽団の経費は、年間、人件費を含めて約4億円だそうです。。。

ん??公務員とはいえ約40人のプロフェッショナルな演奏家を集めて、招聘している外部の指揮者の方やその他諸々の経費を含めて4億???

やすっ。。。

もちろん、音楽に全く興味のない人にしたら、4億の税金を「どぶに捨てられてるようなもん」って答えが帰ってくるんでしょうね。。。。

でも、幼稚園や小中学校での演奏会なんかで、子供達が本物の生演奏に接する価値ってお金に換算できるんでしょうか? 私は社会主義者ではないけれど、コンサートに行く余裕があるお金持ちの子女だけが、生の音楽に触れることができることにして良いんだろうか?

こういった文化的な価値はどうやって数値化して検討したら良いんでしょう。。。?数値化しないと4億のお金と比較検討できないし。。。

正直、私にはわかりません。。。一から見直す以上、橋下さんがその手法を我々に見せてくれるんでしょう。

今日は、論理的思考なしの単なる感情的な思いつきブログになってしまいました(笑)

2012年1月13日金曜日

メディアによるアンケートのお話

時事通信社のアンケートで、内閣支持率が28.4%で危険水域の3割を切ったそうです。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012011300626

 

さて、この調査結果、果たして3割を切ったと断言できるんでしょうか???

答えは否です。

 

統計学をかじったことのある方は、当然だと思われると思いますが、調査結果には誤差があります。

この調査、調査対象が2000人で有効回答率が65.4%だったとあります。

てことは、28.4%の支持率ってことは、95%の信頼区間でおよそ±2.4%程度の誤差があるので、3割を絶対に切ったってのは、断言できないことになります。(計算方法については、統計学の教科書か色んなサイトに出てると思うので調べてみて下さい)

 

でも、この計算は、素人(かなりの確率で意中のサイコロの目を出せるイカサマ師ではない)がサイコロを振るように、調査そのものが完璧に中立公正であることが前提です。

聞き手(メディア)の誘導(もし在るのなら問題ですが)、選択肢の種類(数)、調査日時など、様々な事がこの誤差を広げる方向に働きます。

聞き手も回答者も人間なら、完璧な調査は不可能と言って過言ではないでしょう。

 

3割程度の人が支持してる(3割程度の人しか支持してない)。。これくらいにこのニュースを読むのが妥当なとこじゃないでしょうか?

 

同じ記事の中で、政党支持率がありましたが、民主党が11.6%、自民党が13.3%だったそうです。

11.6%でおよそ±1.7%、13.3%でおよそ±1.8%ですので、

明確な差は出なかったってとこですかねw

 

2012年1月7日土曜日

2012初ブログ。。。

皆さん、明けましておめでとうございますm(_ _)m

大晦日に、良いお年をと書いときながら、2012初投稿は今日になっちゃいました。。。。

 

今日は、ネットサーフィン(古い?)をしてて、心に残ったのがあったのでブログ書いてみました。。

 

原文はこちら。ぜひ、読んでみて下さい。

http://www.kantei.go.jp/saigai/senmonka_g16.html

 

サイエンス(科学)とポリシー(考え方)とは違うよって。。。

そうなんよね。

科学的な根拠がないので安全とは言えないんよね。

かといって、危険とも言えない。。。

 

そこは、ポリシー(個人的な考え方ではなく、コンセンサスを得るような)をもって、

対処する以外ない。。

 

以前のブログ

http://sagittarius4612.posterous.com/88500943 で、書いたようなオカルト主義的脱原発派の方も、

これくらいの放射線は安全だと堂々とメディアで言う方も、

是非、サイエンスとポリシーとの区別を考えながら再考してみて下さい。

 

私が再考した答えは、ベストを尽くす。。。。

実現不可能なことや不安を煽るのではなく、また、現実を単に許容するのでもなく、

今ある福島の放射能を日本国民全体のポリシーをもって減らす努力をすること。。。

政府は、このポリシーのコンセンサスをとることに、もっと努力せねば。。