2012年9月2日日曜日

維新八策最終案

先日、報道された維新の会の維新八策の最終案。。
びっくり。。中身なし。。。
以前のエントリで書いた肉付けがなされてない。。
あいかわらずの看板だけ。。。
これに、賛同して入りたい国会議員がいるなんて。。。

はっきり言いますが、サジタリウスは参議院を廃止して一院制にしての首相公選制には賛同できません。
以前のエントリで書いたイスラエルの失敗例だけではなく、首相公選と衆議院の選挙が同時だった場合、そのときの民意の振れがもろに影響するからです。大事件が起こったときの一時的な民意の振れは危険です。衆愚政治に陥るリスクがありすぎます。政治には、未来を見据えた冷静な民意が反映されるべきです。
そして、首相公選制をする以上は、国会を国権の最高機関であるとした憲法を改正しないと成り立ちません。 今の議院内閣制は、内閣の正統性は国会が、国会の正統性は国民が与えます。だからこそ、国民から正統性を与えられた国会が国権の最高機関なんです。首相公選制は、内閣の正統性を国民が与えることになるため、内閣と国会は同等に国民から正統性を与えられ、同等に国民に対して責任を負うことになるのです。アメリカ型のように三権分立を厳格にしない限りは成り立たないのです。

どうも、維新の会の皆さんはサジタリウスのような保守思想ではないようです。
前回のエントリに書いたような保守と革新の違い。どうして、このようなシステムとなったのかという歴史、伝統のような先人達の知恵はどうでも良いようです。どちらかというと、共産主義的な急進革新思想のように感じてしまうのは、サジタリウスだけでしょうか。。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿